これは「錆びついた刀」だな。

錆びた刀かぁ。あんまり高くうれなさそう・・・。

はっはっはー。ゴミだな。

そんなアイテムしか手に入らないなんてついてないぜ！

散々な言われよう・・・。

　誰もがあんなものは高く売れない、と思った。

　今までで一番高く売れた。

なんでだよ・・・

さあなぁ。あの刀にはたいした魔力も無かったのだが、世の中には物好きがいるもんだな。

その物好きに高く売れるってか？

そうなんだろうな。

　世の中がわからなくなった。

　＊古城２Ｆ＊

さて、この水浸しをどうするか・・・。

薄暗くて、良くわかんないよね。

あまり深そうにも見えないが・・・

こういうときは・・・トロア！

なんだい？

お前が先に行け！

な、なんで俺が・・・。

大丈夫だって！俺が（手を）つかんでてやるから。

えー！？

たぶんそんなに深くないって！流されないようにつかんでてやるから！

良い考えだな。

おいおい、まじかよ！？

まじまじ！いけ！

ちょ！おいっ！

・・・案外浅い・・・。

大丈夫そうだな。

んー。まあ、普通に歩けるぐらいだな。

　水流で流されることも無く、普通に歩けた。

　部屋の入り口のすぐ近くに泉があった。ここから水が湧き出していたようだ。わずかながらも魔力を感じる。

どうなの？飲めそう？

うーん・・・たぶん大丈夫じゃないかなぁ・・・。

あー頼りないなー！大丈夫だろこれ！飲んでみるよ！

あ、ちょっと！

あーうまい！大丈夫大丈夫！

　水が溢れていた部屋を抜けると、「エレベーター起動スイッチ」なる看板を発見した。

この城、エレベーターがあるのか。

何階建てかはわからないけど、結構高いもんねぇ〜。

古い城だけど、エレベーターはあったんだね。

この広さの城で全部階段はつらいだろ。

　さて、エレベーターはどこだろう？