現世では各人が使命を果たすために生きているのですよ。 |
使命? |
人は多かれ少なかれ使命みたいなものを持っているのです。でもその使命を果たすには目の前の自分が出来ることを積み重ねるしかないのです。 |
目の前の自分が出来ることか。 |
その目の前の自分が出来ることを積み重ねていき、ふと振り返ったときに自分のやってきたことが結果として付いてくるのです。 |
目の前の自分が出来ることか・・・。 |
おいっ!死体が来たってよ! |
え?あの、元冒険者のですか!? |
おうよ。詳しくは元冒険者の灰らしいけどな。 |
それで・・・その人も仲間に? |
あたぼーよ!これだけ人手不足なんだ。使えるものは使わないとな! |
仲間になってくれますかねー? |
それはおまえ・・・力づくでも |
いやいや。平和的に行きましょ。 |
う、うぅーーん。ここは・・・ |
生き返ったようだな。 |
エルフで男の人のようですね。 |
す、すごい。灰からの復活って凄いですね。 |
なに!?灰!? |
おう、よかったぜ。灰からの復活って復活確率がちょっと低いらしいからな。 |
くそっ。俺は灰になっていたのか。何はともあれ助かったようだ。ありがとう。 |
いいって事よ。それでだな。お前を復活させたのは |
私達の仲間になってほしいのです。 |
えっ?・・・えーっと。 |
お願いできませんか? |
(この子かわいいな)え、いやー。あのー。 |
なんだよ。なにか文句あんのかよ? |
いや、文句はないけど。俺も冒険者なんだ。どこかのパーティに属していたはずだが・・・ |
どこのパーティ? |
えーっと・・・思い出せない。 |
あぁ。死んだ期間が長かったりすると、記憶が曖昧になったりするらしいからな。 |
そうなのか。ところで今何年の何月なんだ? |
1014年の10月ですよ。 |
1014年!??? |
どうかしたのか? |
1014年・・・俺は・・・80年以上も寝ていたのか!? |
80年!!? |
あらら。そんなに。 |
こ、これは・・・ダメだな(いろいろな意味で)・・・ |
やっと気持ちの整理がついたか。 |
あぁ。分かったよ。君達と行くよ。 |
やったー。 |
ありがとうございます。 |
オレの名はマドカ。こう見えても女だからな。間違うなよ! |
私はサクラ。魔法使いです。 |
私は・・・プリシラです。職業は僧侶です。 |
マドカにサクラにプリシラか。よろしくたのむ。 |