ヴィーナス&ブレイブス
〜魔女と女神と滅びの予言〜

 ある程度の緊張感をもってゲームしたい人にオススメ!

 前作にあたる「7(セブン)モールモースの騎兵隊」のターンバトルシステムは健在。


 ターンバトルシステムとは?

 3列×4 のマスに味方のキャラクターを配置します。(7人まで配置できます。)

 前列のキャラクターは敵を攻撃します。このとき、中列にいるキャラクターが攻撃補助、防御補助の能力があれば、前列に補助能力が足されます。

 後列のキャラクターで回復能力があるものは味方または自分を回復します。

 各ターンの終わりにローテーションするかしないか決定します。

 ローテーションしなかった場合。中列の攻撃補助は2ターン目は付きません。防御補助は敵から攻撃を受けるまで付きます。

 ローテーションした場合は、前列が後列に、中列が前列に、後列が中列に移動します。

 ローテーションを繰り返しながら敵を倒します。




 前作セブンのストーリーモードは敵と味方のキャラクターが決まっていて、陣形だけ考えるシステムでしたが、今回は序盤から前作のクロニクルモードのように各地に出現するモンスターを歩いて倒しに行きます。歩いている間は年月が進み、敵からダメージを受けると、ダメージ蓄積による疲労もあります。(疲労したキャラクターは能力値が下がる。町に帰れば疲労回復。)

 とはいうものの、最初は敵も非常に弱いので、前作をプレイしたことがある人ならすんなり進めることができるでしょう。

 前作をプレイしたことが無い人も、最初はチュートリアルのように操作方法などをわかりやすく教えてくれるので、ヴィーナス&ブレイブスから始めても特に問題はありません。

 メンバー選びがこのゲームの醍醐味です。メンバーに入れることができる人数は決まっていて、各キャラクターは、成長期、ピーク期、衰退期が年齢で決まっています。ピーク年齢のメンバーばかりで組んでも、いずれそのメンバーも年を取って衰えていくので、次の世代を考えておかなければいけません。(衰退期になると能力がガクッと下がります。)どのタイミングでメンバーを変えるかがポイントであり、頭を使うところであり、面白いところです。

 又、各キャラクターが仲間になるときの能力値と年齢はランダムで決まるため、既にピーク期、衰退期に入っているキャラクターや、ピーク期まで10年以上かかるキャラクターなどさまざまです。

 成長期が長いキャラクターほどピーク期になったときの能力値は高いです。しかし戦闘で役に立つまで時間がかかります。既にピーク期のキャラクターはすぐ実戦に投入出来ますが、衰退期までの年月が短いです。このふたつのパターンのキャラクターを上手く組み合わせて、騎兵隊の強さを維持するのがポイントです。

 今回ゲシュタルトボードというものが採用され、戦闘で協力した仲間はお互い近づき、同性の場合は精霊召喚ができるようになり、異性の場合は恋人状態となり、やがて結婚し、子供が生まれて、将来その子供を自分の騎士団に入れることが出来ます。

 各地を歩くとどんどん年数が経っていき、敵も出現するので、無駄な動きは出来ません。いかに効率よく出現する敵を倒すかが問題です。

 このように結構頭を使うので、RPGというよりシミュレーションに近い感じです。(RPG要素もあるのでS・RPGですね。)


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