トルコの文明特性は軍隊に関するものばかりだ。内政的特性は・金を掘る人の作業速度＋１５％ だけだが、この特性で進化スピードは大きく変わらない。その為、進化スピードに関してはほぼノーボーナスと考えるべきだろう。
トルコのメインユニットと言えばイュニチェリが挙げられる。ユニークユニットだが、なかなか使い勝手がいいユニットと言えるだろう。注意しなければいけないのは、攻撃力は高いのだが、攻撃速度は速くないことだ。その為、１発撃った後の次の攻撃までに時間がかかる。そのため実際の攻撃力は数字の攻撃力ほど期待できない。また、距離が離れた敵を攻撃するときの命中率があまりよくない。
しかし特筆すべきはＨＰの高さだ。トルコの文明特性のおかげで、イュニチェリのときはＨＰ５３、エリートイュニチェリでＨＰ６０という射兵としてはかなり高いＨＰをもつ。その為、アンチユニットである精鋭散兵相手にも一方的に負けることはない。また、ロングボウと同じく、ある一定以上の数が集まると、撃破するのが非常に難しくなる。
アンチユニットである精鋭散兵にも強いのだからイュニチェリは強いユニットと言えるだろう。だが、ロングボウや近衛騎士は苦手なので注意が必要だ。また、ＨＰが高いというものの投石機の一撃は非常に痛いので敵が投石機を出してきたときには注意が必要だ。目を離した隙に投石機にやられていては目も当てられない。
イュニチェリは射兵であることを考えると、やはり前衛に兵士を出した方が良い。普通に考えるなら近衛剣士を出すのが妥当だろう。しかしここで注意しなければいけないのはイュニチェリを作成するときは食料が必要ということだ。近衛剣士を作成するときも食料が必要なため、必要な資源が被ってしまう。近衛剣士は少数ではあまり役に立たないため作成数は多くなる。イュニチェリも少数では役に立たないため作成数が多くなる。そうなるとかなりの数の畑を張らないとトルコの食料が持たない。
そこで前衛はあえて（重）騎士でもいい。敵の攻撃はイュニチェリに任せて、イュニチェリが苦手なユニットだけ騎士で戦う、という戦い方だ。
トルコで建物を破壊するときは、遠投投石機よりも大砲を使いたい。トルコの文明特性によりＨＰが７５まで増えており、他の文明よりも壊れにくい。また化学が自動的に研究され、大砲の研究費も半額ですむため、他の文明よりもかなり出しやすい。建物にもユニット攻撃にも使うことが出来るのもいい点だ。イュニチェリと生産拠点がダブらないのでイュニチェリの生産も止めない。イュニチェリとの相性もよく、非常に強力な組み合わせだ。そして遠投投石機を使うよりも進軍スピードが速い。イュニチェリは射兵なので進軍スピードは遅めだが、大砲を使うことにより進軍スピードが上がる。
このように大砲を使うことによって何重にもメリットが出てくるので、トルコの建物破壊は大砲で決まりだ。
大砲だけではなく、破城槌を使うのもお薦めだ。この組み合わせもやはりイュニチェリと相性がいい。
トルコの軍隊で気をつけなければいけないのは精鋭散兵と長槍兵が作れないことだ。アンチユニットの代名詞であるこの２つが作れないことはトルコにとって非常に厳しい。この金のかからない優秀なユニットを組み込めないため、トルコのユニットはどうしても金のかかるユニットに頼らざるを得なくなる。ということはどういうことか？トルコは歩兵文明のように長く戦えないということだ。強力な軍隊で短期決戦を挑まなければいけない。そして相手の金を奪い、その金を元に次を攻めていかなくてはいけない。
そして金がなくなった時点で終了ということである。これは他の文明にとっても言えることだが、トルコにとってはより一層この言葉が当てはまる。その為、イュニチェリを出しては倒され、出しては倒されといった戦い方をしていると、あっという間に金が底をつく。イュニチェリを倒されないように戦い、聖職者を同行しＨＰを回復しながら軍隊を長く維持しよう。