ケルト

ケルト

 ケルト。なかなか強い。安定した強さを出せる文明だろう。

 ケルトの一番の特徴として・木を切る人の作業速度+15% が挙げられる。この文明特性のおかげでいつの時代も木を切る速度は世界一だ。木が建物を作り、畑を作り、食料を作り、町の人を作ると考えれば木はすべての資源の源と言える。その木を敵より早く手に入れることが出来るとなるとこれほど有効な文明特性はない。何かひとつだけ文明特性を選べるとしたら?という問いにこの文明特性を選ぶ人は多い。この特性ほどすべての時代において有効に働く特性はないだろう。

 金の掘削と石の掘削も研究できるので、やはりケルトの内政力は高い。輪作が無いのが穴と言えば穴か。輪作が無いので帝王の時代になっても畑の世話が大変だ。そのため輪作がある文明よりも畑の世話に手を焼くことになるだろう。歩兵をメインにしている場合はなおさらだ。

 さて内政が平均以上のケルトだが、軍隊はどうかといえば、強いのだが弱点もある。

 弱点を先に言えば、歩兵+スコーピオンの編成しか強い編成が出来ない、ということだろう。

 歩兵の変わりに騎士を使ってもいいのだが、金のコストがかかりすぎるのと騎士の防御力が最大まで上がらないので騎士を使うのは多少疑問が残る。

 後衛はスコーピオンの代わりになる遠距離攻撃が出来るユニットがいない。そのため、後衛を考えずに近衛剣士+近衛騎士で戦ってもいいかもしれない。

 

 歩兵+スコーピオンの編成について考えてみよう。

 いざ戦闘になったときに、相手の前衛がこちらの前衛と戦ってくれればこちらが有利だ。前衛同士で戦ってくれれば後ろからスコーピオンの集中砲火によって相手の前衛が見る見る崩れていくのは目に見えてわかる。困るのは相手の前衛がこちらの前衛を無視してスコーピオンに突っ込んできたときだ。スコーピオンは射程0では攻撃できない。近づかれる前に敵を倒していないと一方的に攻撃される。しかもHPもあまり無いためすぐに壊れてしまう。

 ここで金勘定をしてみよう。こちらのスコーピオン10体壊される間に相手の近衛剣士20体倒したとする。こちらの金の損害は750、相手の金の損害は400。これではこちらの金の損害の方が多い。こんな戦いを続けていればこちらがジリ貧になるのは目に見えている。しかもスコーピオンは生産するのに時間がかかる(ケルトで25秒)。近衛剣士は16秒で生産される(徴用研究時)。スコーピオンが集まる前に敵の第2波が来る可能性が高い。

 そこで重要なのがいかに相手にスコーピオンを殴らせないかとなってくる。そのひとつとして狭い場所で戦うというのがある。狭い場所は迂回路が無いため、前衛は前衛同士戦わなくてはいけなくなる。このように戦い方を少し工夫しなければいけない。

 内政力は高いのだが、使える軍隊の種類が少ない。それがケルト。多彩な攻撃が出来ないから、やがて飽きられてしまうのだろうか?熟練者でケルトを使う人は意外と少ない。




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