初心者が軍隊で忘れるのが、スコーピオンと破城槌。とくに、スコーピオンなんて使ったこと無いって人が多かったりする。能力的に見てもあまりぱっとしなさそうなスコーピオンだが、実際使ってみるとそうではない。かなり強い。もちろん２、３個ではあまり役に立たないが、数がそろうとどの軍隊を持ってきても止められないくらい強くなる。
強くなる要素として、攻撃したときにダメージが貫通する能力がある。（貫通ダメージは最初のダメージの半分）
どれくらい強いのかというと、実戦で、こちらがフランクのフルアップ近衛騎士軍団で、もう少しで敵の本拠地にたどり着くというところで、スコーピオンの大群が現れ、その後どんどん押されて、逆にこちらの本拠地近くまで押し返されたことがある。それくらい強いのだ。
これに対応するには破城槌を持ってこなければいけない。破城槌は遠距離攻撃に対してマングダイと投石器以外からは１しかダメージをくらわない。また、破城槌でスコーピオンを攻撃すれば一撃で破壊できる（破城槌の攻撃ボーナスが適用されるため）。また、スコーピオンは自分より射程の長いユニットに弱い。ロングボウなどがそれだ。移動速度が極端に遅いため、迅速に動けない。その為自分よりも飛距離がある敵に対しては、近づくまでかなりダメージをおってしまう。下手をすれば攻撃する前に破壊されてしまう。
話を戻して、スコーピオンを使う上で難しいのは出すタイミングだ。これはこのタイミングがベストというものがない。城主の時代から作れるが、城主のメインにするには金がかかりすぎる。帝王に入ってからならば、なるべくヘビースコーピオンにアップグレードしてから使いたい。使うタイミングで多いのは、ヘビスコにまで上げてから、数をためて戦いに投入するのが一般的ではないだろうか。
さて、先にスコーピオンは強いと書いたが、「もろい」という特徴ももっている。また、スコーピオン単独では、近づかれると攻撃できない特徴ももっているため、必ず護衛の兵士が必要だ。
相性がいいのは騎士だ。敵に破城槌や、投石機が現れたときに敵にすばやく近づき、スコーピオンに近づく前に破壊してしまうのが理想だ。しかし、騎士とスコーピオンの編成は金がかかる。倒されたときにこちらが痛い。あまりにも連続で倒されると金欠になるので気をつけよう。２番目は歩兵だろう。機動力の面では騎士に劣るが、数を集めて肉の壁を作りスコーピオンに近づけさせなければいい。いかにスコーピオンを殴らせないかが重要だろう。
このようにスコーピオンは剣士や騎士のように使い勝手が良いユニットではないが、一度決まれば（数が集まれば）無敵の強さを発揮するユニットだ。
いつも決まった兵士ばかりで戦わずに、たまには変わった編成で戦ってみると、意外な戦果が果たせたりするものだ。
