パーティ編成

 パーティ編成は各個人の自由で構わないのだが、バランスが悪いパーティは探索が困難になる。

 また、初心者の人はどんなパーティ編成がいいのかわからないだろうから、一般的によく編成される初期パーティを紹介しよう。

 前衛:戦士 戦士 戦士  後衛:盗賊 僧侶 魔法使い

 最も基本的なパーティ編成。前衛3人をHPの高い戦士でかためるので、前衛が死ににくく、攻撃力も問題ない。序盤、中盤、終盤と特に問題は起こらないはずだ。初心者はこの編成で行くべき。戦士を一人、侍に変えてもいい。

 

 前衛:戦士 戦士 僧侶  後衛:僧侶 盗賊 魔法使い

 上の編成から戦士を一人僧侶にした編成。僧侶は戦士並のHPを持つので前衛でも戦える。中盤以降は戦士に攻撃力で劣るものの、僧侶が2人いることによってパーティの防御力、回復力は高い。前衛の僧侶が全ての呪文を覚えたら侍に転職させることにより、前衛の攻撃力もアップする。

 

 前衛:戦士 戦士 僧侶  後衛:盗賊 魔法使い 魔法使い

 基本的な編成から戦士を一人減らし、魔法使いを増やした編成。魔法使いを2人にすることで、敵を一気に倒す作戦。しかし、HPが低い魔法使いが増えることで死人も増える。この編成の場合、僧侶と盗賊どちらを前衛に出すかが問題。僧侶の方がHPも高く、防具もいいものが装備できるが、僧侶が麻痺、石化、死亡するとパーティが回復するすべを失う。盗賊を前衛に出すとHPが低く、防具も僧侶に比べ良い物が装備できないので死にやすい。中級者以上向けの編成。

 

 前衛:戦士 戦士 僧侶 後衛:盗賊 ビショップ 魔法使い

 上の編成から魔法使いを抜き、代わりにビショップを入れた編成。魔法使いがビショップに代わったことでパーティの攻撃力は落ちるが、手に入れたアイテムを自前で識別できるのが便利。やはりこの編成も、僧侶と盗賊どちらを前衛に出すかが問題。中級者以上向けの編成。

 

 

 パーティを編成するにあたり、転職についても知っておいた方がいいだろう。

 転職は訓練場でいつでも行うことが出来る。転職するには、その職業につくのに必要な能力値を満たしている必要があり、その職業に転職できる性格になっている必要がある(ロードなら善、忍者なら悪など)。ただし、以下のデメリットがある。

 

 1.経験値が0になり、レベルが1になる。

 2.能力値が種族の初期値まで下がる。

 3.年齢が5〜7歳上がる。

 4.呪文が使える回数は、それぞれのレベルで覚えている呪文数になる。

 

 転職することのメリットは転職前の呪文を覚えていることだ。つまり全ての呪文を覚えた(注1)僧侶を侍に転職することによって、やがては全ての呪文を覚えた侍を作ることができる。同様に魔法使いからロードに転職することによって全ての呪文を覚えたロードを作ることが出来る。

 (注1)厳密には全ての呪文を覚えていなくても良い。僧侶はレベル13になるとレベル7の呪文を一つは覚える。その状態で転職しても、転職後にレベルアップしたときに覚え残した呪文を覚える。その他のレベルで覚えていない呪文も同様に覚える。魔法使いも同じ。

 

 転職まで見据えてパーティ編成を考えるのが望ましい。

 自分なりのパーティは決まっただろうか。パーティが決まったところでキャラクタの作成にとりかかろう。

 

 訓練場へ行き、(「くんれんじょうへいく」)キャラクタを作る(「キャラクタをつくる」)を選ぼう。(サンプルキャラクタを使わない場合は「キャラクタをけす」で、キャラクタを消しておいても良い。)

 まず名前を決めるのだが、名前は後からでも変えられるのでとりあえず「あ」などでも良い。次に種族を決め、性格を決める。

 ボーナスポイントを割り振る画面になったはずだ。

 ここで出たボーナスポイントにより、キャラクタの初期の強さが変わってくる。

 初心者は全てのキャラクタを高いボーナスポイントで作ったほうが良い。

 ボーナスポイントが一桁の場合は適当にボーナスポイントを割り振り、適当な職業を選び、最後に「このキャラクタをつかいますか?」のところで「いいえ」を選択し、キャラクタを作り直そう。

 これを高いボーナスポイントが出るまで繰り返す。何回か繰り返せば18前後のボーナスポイントが出るはずだ。そのポイントが出たら慎重にポイントを割り振ろう。(ちなみにウィザードリィTで最高のボーナスポイントは29。U以降は62。)

 

 さて、ボーナスポイントの振り方だが、戦士は力に15、生命力に15、素早さに12前後ぐらいがいい。

 盗賊は素早さに15、運に15ぐらい。残りは生命力へ。前衛に出る場合は力も少し上げておきたい。

 僧侶は信仰心に15、素早さに12前後。残りは生命力へ。前衛に出る場合は生命力と力を高めで。

 魔法使いは知恵に15、素早さに12前後。残りは生命力へ。(注2)

 ビショップは知恵に15、素早さに12前後。残りは生命力へ。(知恵12、信仰心12、素早さ10、残りを生命力でもいい。)

 どの職業にも言える事は、生命力が高いほうが良いということ。生命力はHPの多さに直結する為、生命力が低いとHPがいつまでたっても増えない。

 HPの大小は死亡回数に結びつく。ウィザードリィにおいて「死」は他のRPGよりも重大な問題だ。死んではいけない。その為に生命力が必要なのだ。

 (注2)知恵11から18までの魔法使いをつくってみると、知恵11では、呪文を1つしか覚えていないが、知恵12〜17では2つ、18では3つ呪文を覚えていた。知恵12と17ではレベル1では同じだが、レベル2以降呪文を覚えるスピードに変化が現れてくるはずだ。魔法使いの知恵はなるべく高いほうが足を引っ張らないだろう。僧侶、ビショップも同様。

 6人分のキャラクタを作り終えたら、キャラクタの名前を変えよう。名前を変える(「なまえをかえる」)を選ぼう。

 名前入力時にセレクトボタンを押すことで、英文字、カナ、ひらがな、というように文字種を変えることが出来る。名前を決め終わったらキャラクタ作成は終了だ。

 

 遂に君のパーティが完成した。おめでとう!



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