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ニンニンオールスターズ・外伝
マジョマジョの奇妙な冒険

マジョマジョの奇妙な冒険

 私の名前は魔女さん真叙素家(マジョスカ)。(日本名、真叙素家魔女さん)皆からはマジョマジョと呼ばれているわ。
 ニンニン達との冒険が終わったあとに私の耳に飛び込んできたのは、故郷リルガミンで大変なことが起こっているという噂だった。私はその噂の真相を確かめるべく、ニンニン達に別れを告げると、すぐにリルガミンへと向けて旅立って行った。
 リルガミンにたどり着くと、町はその噂で持ちきりだった。そしてそれは、噂ではなく真実だった。なんでもリルガミンを守るニルダの杖が何者かに奪われたらしい。そしてそのニルダの杖はかつての魔人があけた大穴の中にあるらしい。
 さっそく酒場で冒険者を募り、私は例の大穴に向かった。

 洞窟と宿屋を往復する日々が始まり、私たちは順調に探索を進める、、、ように思えたけど、私が先を急ぐあまり、仲間が一人、また一人と離れていってしまった。私は冒険者としてのレベルが高く、洞窟の入口付近の敵などは、私の足元にも及ばないのだけど、この探索から冒険者になった人たちにはそれもつらいみたい。どう頑張っても私のペースには追いつけないらしい。そこでペースを落とせば良かったのだけど、どうしても先を急ぎたい私とメンバーとの意見が衝突。一人、また一人とメンバーが減っていったわ。
 しかし、全員が全員私のペースについていけないわけではない。何人かは私のペースでも十分についてこれるレベルだったわ。必然とそのメンバーだけが私のパーティーメンバーとして残ることになった。

 一人は「紅のエル」。魔法も使える便利な戦士。魔法の腕は私のほうが上だけど、戦士としては互角といったところかしら。
 もう一人は「チィー」。エルの恋人で、この人も呪文が使える戦士。戦士と言っても、特殊な戦士で、宝箱の罠も外すことができる器用な戦士。つまりは忍者ね。装備は身軽だけど、戦闘では戦士を超えるような戦果を発揮することもあるから侮れないわ。・・・の二人。つまり私たちは今、三人で洞窟の探索を行っている。三人という数字は決して多い数字ではないわ。もちろん、メンバーが多いほうが戦闘で有利なのは明白だからもっと人数が多いほうがいいのはいいんだけど、町の酒場に集まるメンバーを見回してみても、私たちより強そうなメンバーが今のところ見当たらない。下手に私たちのパーティーに入れても、すぐパーティーを離脱するのでは、お互いに不幸だわ。しばらくはこのメンバーで頑張って、どうしても辛くなってきたら誰かを入れることも考えるかもね。

 ・・・なんて思ってたのにもう地下5階。今まで戦闘で困ったことはあまりないわ。それよりも敵が弱くて退屈なぐらい。エルもチィーも攻撃呪文は得意だから、たくさんの敵に囲まれてもラハリトを連発すれば、敵はあっという間に黒炭と化してしまう。オークなら、どでかい豚の丸焼き一つ出来上がるってかんじ。
 そんな感じで奥に進んでいくと、なにやら泉のようなものを発見したわ。泉に手を入れてみると・・・ん?温かい!これってもしかして「温泉」ってやつ?この泉に入ると疲れも取れて、お肌もぴちぴちに若返るらしいわ。私とチィーはもちろんこの泉に入りたかったから、エルを見張りに立ててしばらくこの泉につかることにした。つかるといっても敵が突然現れることもあるだろうから、足だけにしておくけどね。しばらく泉につかると、なんだか少し若返ったような感じになったわ。肌の張りもいいみたい。だけど、なんだか少し気だるい感じ。少しのぼせたかしら?チィーも肌の調子が良いって言ってたけど、もともと若いのもあって私に違いはわからなかったわ。

〜中略〜

 ついにニルダの杖を手に入れたわ。
「これを女王にもっていけばこの冒険も終わりね。」
 そのときの私はそう思っていた。それが思い込みだったと気付くのはもう少し後のことだった。

〜中略〜

「・・・ここの空気は何か違う、他とはあきらかに違うわ」

 そう心の中で思った刹那、私の顔めがけて大木のような剣が振り下ろされる。間一髪それを避けると剣が通り過ぎた後には邪悪な空気がその空間を支配していた。
「我が剣を避けるとは只者ではないな。久々に腕が鳴りそうだ・・・」
 振った剣も邪悪に満ちていたが、持ち主は邪悪そのものだった!

〜中略〜

「あら、こんなところにコインが落ちてるわ。何かしら?」
 そのコインを持ったとたん、私の体が一瞬光り、そのまま倒れてしまった。
「おい、どうしたマジョマジョ?・・・!!?、、、脈が無い!!」

〜中略〜

「マジョマジョ、落ち着いて聞いて欲しいの。あなたが無事復活できたのは嬉しいことなんだけど、あなたのCLASS(職業)が魔法使いになってるみたいなのよ。」
「なんですってー!?」
 マジョマジョは飛び起きた。なんとマジョマジョは死んでしまっただけではなく、職業まで変わっていたのだ!

〜中略〜

「我が呪いを受けるがいい!」
 次の朝、全身の疲れが取れないままマジョマジョは目を覚ました。
「ん?なにかしら。体中だるいわ。」
 昨日まで全身に力がみなぎり、自分の思うまま動かせていた体が言うことをきかない。全身から力を吸い取られた感じだ。
「この感覚は、、、もしや!」
 マジョマジョは飛び起き、自分の認定証を確かめてみた。それを見た瞬間、マジョマジョの顔は青ざめていた。
「な、なんてことなの。レベルが1になってるわ!能力値も下がってる!!」

〜中略〜

「久々にこの町に戻ってきたわ。あいつらはいつもの場所にいるのかしら?」
 見慣れた町並みを抜け、見慣れた酒場の扉を開けると、見慣れたメンバーがそろっていた。まるで月日がたったのが嘘のように昔見た景色がそこに広がっていた。
「おう、マジョマジョじゃねーか。なつかしいな。いつ帰ってきたんだ?」
「ついさっきよ。ニンニン1も元気そうね。」
「まあな。酒ばかり飲んでるから糖尿病の心配はあるけどな。あはは」
 その席にはニンニン1はもちろんニンニン2、ニンニン3、ニンニン4、僧侶さんまでいた。仲間は久しぶりに帰ってきたマジョマジョを囲んで思い出話に花を咲かせた。
「ところで、認定証を見せてくれない?」
「ああ、いいぜ。ほれ」
 マジョマジョが認定証を見ると驚きで頭がのけぞってしまった。
「なにこれー。レベル1までさがってるじゃない!能力値もさがってるしー!」
「まあなー。これだけ毎日だらだらした生活してたらレベルも下がるわ。あははは」
「あははじゃないわよ。まったくもー」
 どうやらニンニン達は自堕落な生活を繰り返すうちに冒険者としてのレベルも下がってしまったようだ。
「まあ、ほかの原因もあったんだけどね・・・」
「え、僧侶さん何か言った?」
「ううん、なんでもないわ」
「あぁ、そう・・・ねえ、新しい冒険の話があるんだけど、話を聞く気はある?」
「お、なんだそれは。そろそろ体を動かしたかったから丁度いいぜ!」
「それなんだけどね・・・・」
 かくしてニンニン達は次なる冒険へと旅立ったのだった。

  to be continued...

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