王春にとってウェンディゴ討伐の依頼はレベルが高すぎたか?

 次の依頼はわりと簡単な物にしよう。



 これくらいの依頼なら問題ないだろう。
 影の支配者から古文書を取り返す依頼ね。がんばらなくちゃ!

魔術師!


 ここは魔術師に気をつけてくれ!
 了解!


 と言ってるそばから


王春「キャー!」


 王春!!だから気をつけろと言ったのに!


 魔術師の連続攻撃を受けてしまい、あっという間に王春が殺されてしまった!

 チィ。しかたない。一人でここは乗り切ろう!


 (これを売れば王春の復活資金になるかな・・・)


 (むっ。あれは!)



ぐお!




 ここで負けるわけにはいかないんだよー!


 でりゃー!
 おりゃー!
 まだまだー!




 ワレンビット「ぐおおおお!お・・・おの・・・れ・・・」

 はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・やったか・・・


 なんとかワレンビットを倒し、千の名を持つ古文書を奪い返した!


 待ってろよ、王春。もう少しだ。
 あれ?また寺院・・・ってことは・・・
 また俺が復活させた。
 ありがとうルクス!
 いや、いいんだ。それよりも王春。話がある。
 え、なに?
 俺たち・・・別々の道を歩んだ方がいいと思うんだ。
 え?ちょっと、どういうこと?
 つまり。ここでパーティを解散しよう。
 
 王春。君と僕では実力に差がありすぎるんだ。このまま僕の実力に合わせて依頼をこなしていると、また君を危険な目に合わせてしまう。
 ・・・私じゃ役不足ってこと?


 ・・・そうだ。
 そう・・・

 わかったわ。
 ルクス・・・

 今までありがとう!元気でね!
 王春・・・

 元気でな。(生き延びろよ・・・)




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