しまった！扉の後ろに敵が潜んでいた！

　だがもう引き返せない。全力で戦うしかない！

くそっ！行くぞ！

どりゃー！

　アノリエルが麻痺してしまったが、なんとかクロウラーの群れを倒すことが出来た。数も多くなかったから何とかなったな。



　施療院跡は情報の通り、たいした敵は出てこないようだ。出てくる敵をどんどん蹴散らし、俺たちは探索を続けた。

　しばらく探索を続けると、宝箱を守る敵がいた。


なんだアイツは？

　あの宝箱の中に春風を呼ぶティアラが入っているのだろうか？考えてもしょうがない。行くぞ！突撃だ！



　なんだ。敵はコボルドか。楽勝だな。

　コボルドを蹴散らし、宝箱を開けると、ショート・スピアーだった。

ハズレか。

　他の宝箱も調べてみたが、



　うーん。どうもハズレが多いな。

　だが、こんな中身も。



　2880G！これはおいしい。毎回こんな中身だとうれしいんだがな。

　１階にはこれ以上何もなさそうだったので、２階に上り部屋を調べてみると、部屋の奥に強盗モフレフを見つけた！



　強盗モフレフ。生意気なやつだ。春風を呼ぶティアラは返してもらうぞ！


アノリエルもヤル気だ！

みんな行くぞ！

３ｖｓ１６

　くそっ。数が多いぜ。

　だが特別強い敵もいないし、３人でかかれば倒せない数じゃない。イブラナッビ、アノリエル、死ぬ気で戦え！！

　〜１０分後〜



　残るはモフレルだけだ。もう楽勝だな！

　モフレフ「ぐはぁ〜」

ふっ。悪は滅びるのさ。

　ついに春風を呼ぶティアラを取り返したぜ！

　無事町まで戻ると、戦利品を分けようということになった。今回手に入れたアイテムはショート・スピアーとショート・ボウだ。どちらもたいしたものじゃないが、売ればそこそこの金にはなる。サイコロを振って出た目の数が多い方がアイテムを手に入れるというのが俺達冒険者の慣わしだ。

　早速ダイスで勝負だ！



　おのれイブラナッビ。強いじゃないか orz

　アイテムは全てイブラナッビに持っていかれた。たいしたアイテムじゃないが妙に悔しい。

　まあいい。とにかく奪い返した春風を呼ぶティアラを宿屋のオヤジに持っていくとしよう。



　７９００Ｇ手に入れたが、これを３等分か。３人で仕事をこなすとあまり儲からないな。

　だが、今回の依頼をこなしたことにより、この町での知名度もだいぶ上がったはずだ。（隣の町の知名度も少し上がる）


（上が英雄度　下が知名度）



　さて・・・今回の冒険でわかったことがある。それは、イブラナッビは弱いのに敵に突っ込んで行き、アノリエルは強いのに積極的に戦ってくれない。なんなんだこの二人は？こんなちぐはぐな仲間といても、この先苦労が絶えないだろう。残念だが、この二人とはここで別れることにした。




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