| ぐれた殿。 |
| なんだ? |
| あの迷宮にはまだ謎が残されていますぞ。 |
| 謎?まだ謎があるのか? |
| あのアーチに書かれた言葉をお忘れか? |
| 『我が両手に灯火を』ってやつか? |
| そうそう。それですわい。 |
| 両手にって言ってもなぁ・・・あの場所は炎に囲まれていたぞ。両手ってのはどこのことを言っているんだ? |
| たぶんあのアーチの両隣。 |
| 両隣?・・・どうやって行くんだ!? |
| それは・・・やはり炎をかいくぐって行くしかないでしょうな。 |
| なっ・・・マジか。 |
| マジです。 |
| うおおお。やべぇぇぇぇ。 |
| うむ。危なかった・・・ |
| でも・・・スイッチがあったね。 |
| うむ。ということはやはり反対側にもあるのだろうな。 |
| 二つスイッチを押したが、次はどうするんだ? |
| 後は石碑にこんなことが書いてありましたな。 |
| 左の目が指し示すもの それが解放の炉。 |
| 左の目って・・・左側? |
| そう。左側です。 |
| ここが・・・解放の炉・・・ |
| ここにコデックス#を捧げればいいのか? |
| そのはずです。 |
| ・・・こうか? |
| !! |
| !? |
| うっ! |
| なっ!? |
| こ、これは・・・ |
| まずい・・・私達はやってはいけないことをやってしまったのかもしれない・・・!! |
| こいつはやばい。神の力を借りるしかない! |
| タケルフもキリリもやられた!まだかドランカ! |
| まだ神は答えてくれない! |
| くそ!もう俺達しかいないぞ! |
| 神よ、我が願いを聞き入れたまえ!マハマン! |
| ぐれた殿ぐれた殿。 |
| どうしたドランカ。 |
| あの深淵なのですが・・・ |
| なんだ?まだ何かあるとでも言うのか? |
| あの石碑には左の目が指し示すもの、とありました。左の目があるということは、右の目もあるのではないですかな? |
| んん?ということは解放の炉の反対側ってことか? |
| そうです。 |
| でも反対側はスイッチを押した後も炎が上がってて進めなかっただろ。 |
| うむ。確かにそうです。 |
| そんな場所に突っ込むのは自殺行為もいいところだ。 |
| ですよね・・・でも・・・ |
| でも? |
| 私は調べに行きたいのですよ。 |
| なに!?マジか? |
| マジです。 |
| しかし・・・そんな危険な場所にパーティメンバーを連れて行かせるわけには行かないしなぁ。 |
| では途中まででいいです。後は私が何とかしてみます。 |
| 何とかって・・・どうするんだ。 |
| 特効薬を大量に持って行って、それを使いながら進めば何とかなるかと。 |
| 大丈夫か? |
| うーん・・・まあ何とかなるでしょう! |
| ドランカさん、気をつけて。 |
| あまり無理しないでよ。 |
| ほっほっほ。二人ともありがとうございます。 |